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「圧力は戦車砲に匹敵」アメリカ陸軍が新型の6.8mm口径弾をベースとする小火器システムを構築中

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「圧力は戦車砲に匹敵」アメリカ陸軍が新型の6.8mm口径弾をベースとする小火器システムを構築中
Photo by Sgt. 1st Class Jeremy Fowler
This photo is for illustrative purposes only.
アメリカ軍は戦後から5.56mm弾と7.62mmを現在に至るまで使用し続けている。幾度となく新弾薬とそれを用いる新小銃が登場しつつも、その座を守り続けた弾薬の「後継」として、この2つの中間サイズ、6.8mm弾を中心としたシステムをアメリカ陸軍は開発しつつある。
6.8mm弾は、100年近く前に既にその性能が実証されていたが、軍という組織にまつわる諸々の問題から採用には至っていなかった。

この問題について2008年、弾道とそれによる負傷の専門家であるゲイリー・ロバーツ博士がNDIAで発表したところでは、米軍は1920年代に.276ペダーセン(約6.8mm)を使用する小銃を研究していたが、軍で既に広く採用されていた.30の弾薬を応用するため、これは正式な採用にいたらなかった。その後についても、.30口径に弾道特性の似た7.62mm弾が開発され、当時.270または.280 (6.8mm・7mm)を検討してたNATOに対し、こちらを採用するよう政治的な圧力をかけた。その後、ベトナム戦争中からの小口径高速弾ブーム、次世代小銃の選定不調などもあって、6.8mmは日の目を見てこなかった。

しかし2002年ごろから交戦距離の向上とそれによる威力不足が報告されはじめる。アフガニスタンやイラクでは、5.56mm小銃のそれまでの交戦距離であると一般に言われる300mを超えた戦闘が多く見らたためだ。また、彼我の装備の差が小さくなり、対ボディーアーマーの貫通能力も要求されるようになると、5.56mm・7.62mmでは対応しきれなくなった。

採用のための研究が進んでいる6.8mm弾は、チャンバー内圧力をこれまでの約1.3倍から2倍となる平方インチあたり45~80キロポンドで弾帯を撃ち出す。これはM1エイブラムス戦車の主砲のそれに匹敵すると、次世代火器の開発責任者であるとジョフリー・ノーマン大佐は言う。

これによって6.8mm弾は現存、あるいは将来開発されるあらゆるボディアーマーを貫通する能力を確保。有効射程も300メートルから500メートルに伸びており、より遠くへより正確に、よりパンチ力のある弾丸を送り込むことができる。

2019年夏にはNext Generation Squad Weapon(次世代分隊火器)としてプロトタイプが登場する予定であり、陸軍はもちろん海兵隊や特殊部隊も注目している。

「圧力は戦車砲に匹敵」アメリカ陸軍が新型の6.8mm口径弾をベースとする小火器システムを構築中
Photo from US Army
また長射程を生かすべく、照準器や分隊戦術の開発も進んでいる。6.8mm口径の火器のプロトタイプと合わせ、同年年末には暗視装置との連携を強化した統合型照準器 Family of Weapon Sights - Indivisual(FWS-I)も登場する。また、新型火器を既存の分隊構成にいかに導入していくかの研究も進んでいるという。

関連記事:
5.56NATOからリプレイスを図る米陸軍の次世代『6.8mm弾』小銃はウェアラブル情報技術とも統合化

Source: More than a rifle: How a new 6.8mm round, advanced optics will make soldiers, Marines a lot deadlier

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201812
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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