アメリカ陸軍特殊部隊の生誕30周年を記念する動画が公開
アメリカ陸軍特殊部隊が書類上で誕生したのは1987年4月9日。それまでは正式な兵種ではなかった「特殊部隊」を合衆国法典第10編3063項(a)が定める「(13)アメリカ合衆国陸軍長官が必要と認めた兵種」の1つとして設立するよう、当時のジョン・ウィッカム(John Wickham)陸軍参謀総長が陸軍一般命令第35号を出した日である。
それ以前の「特殊部隊」は、CIAの前身になったOSSなど色々な形で存在していた。陸軍に初めての特殊部隊、第10特殊作戦グループが設立されたのは1952年である。「10」の数字は、他に同様の部隊がいると誤認させるために選ばれたという。当初は心理戦・非正規戦を研究する合衆国陸軍心理戦センターの下に設けられ、東側ブロックへの浸透を狙っていた。
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⇒特集:米軍特殊部隊 ― アメリカ陸軍特殊部隊 USASOC編
初めての特殊部隊は「外人部隊」になる予定でもあった。59年に廃止された「ロッジ法」は、アメリカ市民ではない者を正規軍として雇うことを許可するものであったが、第10特殊作戦グループはこの法律を利用し、構成人員の半数以上をフィンランドなど東側ブロック出身の人間にする予定であったという。
親米的な勢力を指導し、戦力に育てるのが彼ら「グリーンベレー」の役割。非正規戦がこれからも続く以上、彼らの活躍も終わることはない。
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201704
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親米的な勢力を指導し、戦力に育てるのが彼ら「グリーンベレー」の役割。非正規戦がこれからも続く以上、彼らの活躍も終わることはない。
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Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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