米シークレットサービスが第5世代グロック19を新たに制式拳銃として採用
アメリカ合衆国国土安全保障省(USDHS)麾下のシークレットサービスは新たに制式拳銃としてグロック19 MOS Gen5とグロック47 MOS Gen5を採用することが明らかになった。先般、同じくUSDHSの下部組織である米税関・国境警備局(CBP)が採用したものと同じ拳銃を使用することになる。
Photo by Glock
直接警護にあたる私服チーム、制服チームについてはグロック19 MOS Gen5にTLR-7を加えたもの、突入などを担当するスペシャルオペレーション部門についてはフルサイズスライドのグロック47 MOS Gen5にX300を装着したものが支給される。
グロック19 MOS Gen5と同時に採用されるグロック47。画像はCBPに納入されたモデル。グロック19とスライドが交換可能になっている。
Photo courtesy of The Firearms Blog
参考:米税関・国境警備局がグロック47をはじめ第5世代グロック3機種を採用 - ミリブロNews
GLOCK MOS Configuration Instructional Video - YouTube
シークレットサービスは1998年から.357sig口径のP229を使用している。当時、9mm弾とそのプラットフォームについて、特に薬物の影響下にある対象に対する有効性が議論されていた。そのため.40S&W口径など、装弾数と威力のバランスをとった中間的な弾薬を使用するプラットフォームがブームとなり、P229もその流れの中で採用された。旅客機に他の乗客に混ざって乗り込んで警備するエアマーシャル達もまたP229を採用していたことで知られている。
2014年ごろにFBIが9mm口径弾薬の再評価を行い、.40口径などを使用してきたUSDHSの各組織もまた9mm口径の採用が続くなど法執行機関では9mm口径はデファクトスタンダードとなった感がある。
米軍の新制式ハンドガン「XM-17」にホローポイント弾頭が採用される可能性が高まる - ミリブロNews
法執行機関向け「グロック17M」の写真がリーク - ミリブロNews
Source: US Secret Service Adopts Glock 19 MOS Gen 5 in 9mm - Soldier Systems Daily
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201908
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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