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米国ゼネラル・アトミクス社が航空路監視システムの共同開発に着手

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米国ゼネラル・アトミクス社が航空路監視システムの共同開発に着手
3d-Traffic-Surveillance-Drone (For Illustration Purpose Only)


 米国のゼネラル・アトミクス社(GA-ASI: General Atomics Aeronautical Systems, Inc.)がレーダーや軍用データリンクに適した多機能マイクロ波伝送および受信システムの設計を始めた。

 当社は連邦航空局(FAA: Federal Aviation Administration)と提携して航空路監視システム用の空対空レーダーを開発しており、無人航空機の通常運行にて使用可能となる見込みである。この開発において、多機能マイクロ波伝送および受信システムは空対空レーダーの中核となる要素である。

 伝送装置と受信装置のどちらも頑丈かつ小型であり、過酷な航空作戦に適したものとなっている。内蔵された信号処理機構はノイズを極限まで低減するだけでなく、妨害電波などによる偽の周波数を識別して受信を抑制することも可能である。航空機はこれらの装置を搭載することでレーダーによる索敵能力と電子戦能力の両方を得ることができる。

 ゼネラル・アトミクス社はこのような統合電子機器の設計・製造に長けており、空対空レーダーシステムなどに必要な小型の多機能装置を提供している。無人航空機の運航範囲の拡大および運航頻度の増加により、小さな機体に搭載可能な装置の需要が増している。頑丈かつ多機能な小型装置を提供できる当社は、今後必要とされる軍用電子機器の設計・開発において更なる技術提供を行う可能性が大いにある。
松井の所見:
 軍用車両および航空機のロボット化・無人化が進んだことで、車体や機体の大幅な小型化が可能となった。一方で、これに対応するために搭載する設備の小型化も必要となり、電子戦などによる妨害行為の多様化によって必要とされる機能も多くなった。本記事で紹介されたような企業がもつ小型多機能装置に関わる技術は今後も重要となる。日本もまた小型化や多機能化に関する技術が存在するため、この領域で世界的に活躍できる可能性が十分にあるのではないだろうか。

Source: General Atomics contract for Traffic Surveillance - Army Technology


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米国ゼネラル・アトミクス社が航空路監視システムの共同開発に着手


Matsu (@mattsannENG)
原子核工学を専攻し、量子光学まで専門性を発展させる。その後、航空系防衛製品の輸入関連に従事。現在は田村装備開発(株)のミリブロ担当としてNews記事を執筆している。
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