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ドイツ軍用ライフルでの採用を狙う SIG SAUER の新型小銃「SIG MCX」

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シグ サワー (SIG SAUER) の新型小銃「SIG MCX」に対して、ドイツ連邦軍 (Bundeswehr) と陸軍の特殊部隊である KSK (Kommando Spezialkräfte) がその取得に関心を寄せている。軍事情報サイトのシェファードが、フランス・パリにて開催中のユーロサトリ国際防衛展示会の席上、同社広報担当者から入手した情報として伝えた。
同社は「国産」体制に向け、ドイツ国内における生産施設の拡大もいとわない姿勢をみせている。

ドイツ軍用ライフルでの採用を狙う SIG SAUER の新型小銃「SIG MCX」
Image: via SIG MCX official Brochure
SIG MCX は、コンパクトでバレル交換によって 300BLK / 5.56 NATO / 7.62x39mm といった複数の弾薬の使用を可能とするマルチキャリバーライフル。ローテーティング・ボルトシステム、ショートストローク・ピストン、2 ポジション・ガスシステムといった特徴を持つ。射手の利き腕の左右に関係なく操作ができるよう完全アンビ化されている他、サプレッサーとの相性を高めたデザイン設計となっている。また、銃本体のトップ部分にピカティニー規格のレイルとハンドガードに KeyMod、そしてストック部分には英国など欧州の警察関係機関でよく見掛けるスケルトン状の折り畳み式が採用されている。
同社は SIG MCX について「究極のモダンライフル」「真の意味でミッション内容に即した順応性を持つ初のウェポンシステムだ」と触れ込んでいる。
U.S. SHOT Show 2015 でシグ サワー社の次世代ライフルとして注目された SIG MCX。同年 9 月には英国のタブロイド紙デイリーメイルが、ロンドンの地下鉄で対テロ警戒中の隊員の姿を収めた写真を掲載。その中で SIG MCX を携行している隊員が確認され、話題となっている。現在までに、ロンドン警視庁所属の対テロ警察特殊部隊「SCO19」をはじめ、西側諸国における幾つかの特殊部隊では既に利用されていると言われる。

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