ロシア装備メーカー WARTECH、クリミア駐留の国家親衛軍隷下「OMON」ベルクト隊協力による PV を公開
ロシア連邦の装備メーカーであるWARTECH社が、提携関係にあるセキュリティ関連製品等を取材発表しているNo Mercyと協力し、クリミア共和国に駐留する国家親衛軍隷下特殊任務警察支隊「OMON(概ね日本の機動隊に相当する暴徒鎮圧部隊)」ベルクト(BERKUT)隊協力の下、自社製品のPVをYoutube上に公開した。WARTECH社の発表によれば、ベルクト隊に同社のプレートキャリアTv-103とTV-106 ベルト、アドミンポーチを隊員に支給しているという。また新製品のバックパックやストレッチャーも販売予定のようである。
公開されたPVはWARTECH社製品をアピールするものであるが、これまでロシアの特殊部隊では確認できなかった、ブリーチングチャージ(爆薬による室内突入手段)を行っていたり、被弾負傷した際の応急手当訓練や新製品と思われるポーチ類型簡易ストレッチャーを用いていたりと、見所がある動画となっているので一見の価値はあるだろう。
公開されたPVはWARTECH社製品をアピールするものであるが、これまでロシアの特殊部隊では確認できなかった、ブリーチングチャージ(爆薬による室内突入手段)を行っていたり、被弾負傷した際の応急手当訓練や新製品と思われるポーチ類型簡易ストレッチャーを用いていたりと、見所がある動画となっているので一見の価値はあるだろう。
余談ではあるが、このベルクト隊はウクライナの治安維持部隊である「ベルクト」の元隊員を基に創設された部隊である。2014年ウクライナ騒乱ではウクライナ各地から「ベルクト」が派遣され、当時ウクライナ領土であったクリミア半島の「ベルクト」も騒乱鎮圧のためキエフに派遣された。
しかし当時のヤヌコーヴィチ政権が崩壊すると「ベルクト」隊員はデモ隊を弾圧した犯罪者扱いとなり、犯罪者の烙印を押される前に多くの隊員が離脱し解散状態となった。ただしクリミア半島の「ベルクト」隊員達は故郷に戻り、クリミア自治政府の元に付いた。
そして2014年の2月以降のロシア連邦軍によるクリミア侵攻作戦においては、ロシア連邦への編入を望むクリミア自治政府の意向を受け「ベルクト」はウクライナ本土とクリミア半島を繋ぐ地域において検問所を設置し、本土の往来を制限した。
この侵攻作戦後にクリミア半島は、住民投票を経て「クリミア共和国」として独立、ロシア連邦に編入されたことを受けクリミア半島の「ベルクト」隊員達はロシア連邦内務省所属 特殊任務警察支隊 OMONとして活動することを認められた。部隊名称も旧「ベルクト」の精神を受け継ぐ意味もあり、そのままとしている。
Text: WT83 - FM201607
しかし当時のヤヌコーヴィチ政権が崩壊すると「ベルクト」隊員はデモ隊を弾圧した犯罪者扱いとなり、犯罪者の烙印を押される前に多くの隊員が離脱し解散状態となった。ただしクリミア半島の「ベルクト」隊員達は故郷に戻り、クリミア自治政府の元に付いた。
そして2014年の2月以降のロシア連邦軍によるクリミア侵攻作戦においては、ロシア連邦への編入を望むクリミア自治政府の意向を受け「ベルクト」はウクライナ本土とクリミア半島を繋ぐ地域において検問所を設置し、本土の往来を制限した。
この侵攻作戦後にクリミア半島は、住民投票を経て「クリミア共和国」として独立、ロシア連邦に編入されたことを受けクリミア半島の「ベルクト」隊員達はロシア連邦内務省所属 特殊任務警察支隊 OMONとして活動することを認められた。部隊名称も旧「ベルクト」の精神を受け継ぐ意味もあり、そのままとしている。
Text: WT83 - FM201607
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