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米国務省は 30 日、タジキスタン特殊作戦の指揮官を務めた経験を持つ、グルムロド・ハリモフ (Gulmurod Khalimov, or Halimov) 容疑者の身柄拘束に繋がる情報提供者に対して、最高 300 万ドル (＝約 3 億 1,000 万円) の懸賞金の用意があることを発表した。

日本の警察庁の照会情報によると、ハリモフ容疑者は 1975 年 5 月 14 日生まれ。ダーイッシュ (Daesh, Islamic State, IS, ISIS, ISIL) のメンバーでリクルーターにして軍事専門家。米国務省はハリモフ容疑者を、ダーイッシュにおける「重要な指導者 (a key leader) 」として数えている。

Tajik missing police commander Gulmurod Khalimov joins Islamic State - TomoNews

ハリモフ容疑者は、母国タジキスタンで内務省管轄の警察特殊部隊で指揮官として活躍していた他、軍ではスナイパーとして従事した経験を持つとされる。

米国務省は、ハリモフ容疑者が持つカウンターテロの経験、危機対応、人質交渉術、戦術的なリーダーシップなどが、国家の安全保障に危険を及ばしかねないとして警戒感を表している。

なおハリモフ容疑者は、米国務省が提供した「対テロ支援プログラム」を通じて、高度な訓練を受け、そのスキルを身に着けた経緯を持っている。