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米陸軍遠征戦士演習が PPI 社のインテリジェント・ライフルシステムを紹介

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米陸軍遠征戦士演習が PPI 社のインテリジェント・ライフルシステムを紹介
U.S. Army Photo by Angie DePuydt
米陸軍が年次開催している技術デモンストレーション、陸軍遠征戦士演習 (AEWE: Army Expeditionary Warrior Experiments) の公式 FaceBook に、インテリジェント・レイル・ウェポン・アクセサリー&データ・レイル (Intelligent Rail - Weapon Accessory Power and Data Rail) を搭載したアサルトライフルによる実射シーンを押さえた 1 枚の写真が公開された。
インテリジェント・レイルは、ピカティニー規格レイルの中で電源とデータ接続を確保するようデザインされるとのことで、ネットウオーリアー (Nett Warrior) や兵士のラジオを通じて、銃にマウントした各種アクセサリー類との接続が可能になるとのこと。

The Powered Rail
写真の試作製品は、バージニア州アッシュバーンのプロトタイプ・プロダクション社 (PPI: Prototype Productions, Inc.) が手掛けていることが示されている。
なお、海外の銃器専門情報サイトで過去に、T Worx 社 (TWV: T Worx Ventures LLC) の製品として同種のものが取り上げられているが、T.Worx 社は PPI 社の子会社であるので、結果的に同じものとなる。

米陸軍遠征戦士演習が PPI 社のインテリジェント・ライフルシステムを紹介
Image: USPTO database
Rifle accessory rail, communication, and power transfer system - communication
PPI は、今回の写真に関連した製品を 2010 年 1 月 19 日に、特許商標局 (USPTO) に出願 (US 12/689,437)。その後、同年 8 月 5 日に公告 (US20100192443 A1) されている。公告された出願書類には、通信と電源供給機能を備えたライフル用アクセサリーレイルが紹介されている。

また添付された図解によると、伸縮式ストックの側面にバッテリーパックモジュールが備えられ、L91 リチウム式単三型バッテリー× 6 本を内蔵することが示されている。そしてここを電源として、レーザーエイミングモジュールやフラッシュライトなどの低電力装置、サーマルサイト (LWTS: Light Weapon Thermal Sight) などの高電力装置を煩わしいケーブル類をカットして利用できるようになるとしている。また、レールカバーやフォアグリップには、レーザーやライトなどの ON/OFF を切り替えるためのコントロールモジュールが取り付けられることも併せて提示されている。

このインテリジェント・レイル・システムは来年初頭にジョージア州フォートベニングでおこなわれる AEWE 2017 での展示が予想される。

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