小型の翼とジェットエンジンを体に装着し、自由に空を飛ぶ「JETMAN」。スイスのYves Rossy氏が開発したパーソナルフライトシステムです。

で、そのJETMANがフランス空軍のアクロバットチーム「La Patrouille de France（パトレイユ・ド・フランス）」と並んで飛行するムービーがyoutubeにアップされ、5日間で65万再生と大きな話題となっています。

しかも精緻な4K動画。ぜひじっくりとご覧下さい！

まずは地上でフライト準備を行うパトレイユ・ド・フランスのアルファジェット（ダッソー・ドルニエ）。

Capture screen: AIRBORNE-FILMS YouTube channel

パトレイユ・ド・フランスは8機編成でイタリアのフレッチェ・トリコローリ、イギリスのレッドアローズと並んでヨーロッパ3大アクロバットチームといわれています。

一方のJETMANも準備中。

Capture screen: AIRBORNE-FILMS YouTube channel

今回は3機（3人？）が飛ぶようです。

まずはアルファジェットがフォーメーションテイクオフ（編隊離陸）。

Capture screen: AIRBORNE-FILMS YouTube channel

密集隊形での離陸は高い技量がなくては成し得ません。

その頃、JETMANはヘリにて離陸。

Capture screen: AIRBORNE-FILMS YouTube channel

そして高高度で機体から飛び降ります。

Capture screen: AIRBORNE-FILMS YouTube channel

あぁっ！と思ったら、そのままエンジンを点火して飛行開始！

Capture screen: AIRBORNE-FILMS YouTube channel

小型のジェットエンジン（ラジコン用？）を4基搭載し、かなり速度が出ているように見えます。

Capture screen: AIRBORNE-FILMS YouTube channel

スロットルコントロールは手元のリモコン、機体制御は体重移動にて行うそうです。フライト可能時間は10分前後とのこと。

そしてパトレイユ・ド・フランスの編隊に合流。

Capture screen: AIRBORNE-FILMS YouTube channel

練習機とはいえアルファジェットの最高速度は990km/h。フルスロットルではないにしろ並んで飛行するには相当な速度が必要だと思われます。

パーソナルフライトシステムでアクロチームと並ぶ光景が見られるとは！

Capture screen: AIRBORNE-FILMS YouTube channel

大空への挑戦という人間の意気地が感じられる感慨深いムービーだと思います。

なお、JETMANは2013年に日本でも飛行を行って話題となりました。

Jetman's Flights at Mount Fuji

現在とは仕様がちょっと違うようですが、興味がある方はこちらもぜひどうぞ。

Text: 乾宗一郎 - FM201612