「あらゆるセンサーに検出されない」米陸軍の次世代迷彩システム(ULCANS)にイスラエル発祥の企業が受注獲得
迷彩システム開発の老舗、イスラエル「ファイブロテクス(Fibrotex)社」の米国法人が、陸軍の次世代超軽量迷彩ネットシステム『ULCANS(Ultra-Light Camouflage Netting System)』の契約を勝ち取ったことが分かった。
Photo from Fibrotex USA
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総額で4億8,000万ドル(=約547億円)の「確定価格/数量未定(FFP/IDIQ)契約」となり、2019年初頭にも量産開始となる。
受注獲得に当たり、エヤル・マルロン(Eyal Malleron)CEOは、「今日の戦場では、我が軍だけでなく、敵武装勢力においてもナイトビジョンやサーマル装置を持ち込んでいる」「我が社の迷彩システムは、こうした状況の中でも兵士を隠蔽し、生存性の向上に寄与することだろう」「陸軍がこの最高の製品を使った実証試験をおこなったところ、これまで戦場に投入されたあらゆるセンサーにも電磁スペクトラムを通じて検出されない素晴らしい能力を繰り返し発揮できた」と語っており、その出来栄えに自信をみせている。
ULCANSは、マサチューセッツ州ナティックの「兵士研究開発技術センター(NSRDEC: Natick Soldier Research, Development and Engineering Center)」による2年に渡る研究を経て開発。「2D ULCANS」テクノロジーは、より永続的な赤外線(IR)、熱線およびカウンタレーダー性能を提供し、従来よりも広範囲にその機能を提供するという。
この契約によって、ケンタッキー州マクリアリィ郡の同社施設では、熟練の米国人技術者×数百名の雇用が創出されるものと期待されている。
ULCANSは、マサチューセッツ州ナティックの「兵士研究開発技術センター(NSRDEC: Natick Soldier Research, Development and Engineering Center)」による2年に渡る研究を経て開発。「2D ULCANS」テクノロジーは、より永続的な赤外線(IR)、熱線およびカウンタレーダー性能を提供し、従来よりも広範囲にその機能を提供するという。
この契約によって、ケンタッキー州マクリアリィ郡の同社施設では、熟練の米国人技術者×数百名の雇用が創出されるものと期待されている。
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