イスラエル銃器メーカー「IWI」社が、『ネゲヴ(Negev)』軽機関銃で米軍特殊部隊での契約獲得を目指す

ミリタリーブログサポートチーム

2019年09月24日 16:54


Photo from Israel Weapon Industries (IWI).
イスラエル銃器メーカー「イスラエル・ウェポン・インダストリーズ(IWI: Israel Weapon Industries)」が、創業14年にして初めて米軍での採用を目指し、特殊作戦司令部(USSOCOM)に向けた『ネゲヴ(Negev)』軽機関銃の売り込みをおこなう。

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SOCOMは2018年5月に、①現行M240B中型汎用機関銃並みの重量ながらも、2,000メートルでの交戦距離を持つ機関銃と、②現行M249MINIMI機関銃と同等またはより軽量であり、1,500メートルの交戦距離を持つ新型の強襲用機関銃の取得を目指していることが報じられている。

IWI - Negev NG7 7.62mm Light Machine Gun (LMG) [1080p]
一方のネゲヴには5.56x45mm NATO弾に対応するスタンダードモデル「Negev」と、7.62x51mm NATO弾に対応する「NEGEV NG-7」が存在しており、IWIは「異なる口径に合わせて簡単に再構成できる」としている。


Photo: NEGEV 5.56X45mm LMG


Photo: NEGEV NG-7 7.62X51mm LMG
IWIを傘下に持つ「SKグループ」に対して取材をおこなった軍事メディア「ブレイキングディフェンス」によると、「潜在的な購入規模はまだ議論中」「IWIは明言しなかったが、恐らくSOCOMが研究中の6.5mmクリードモア(Creedmoor)弾、または陸軍一般部隊に向けて進められている次世代分隊火器(NGSW)用の6.8mm弾さえ可能性がある」としている。

なおIWI社は、「すぐにも今後のバリエーションモデルに取り組み対処する予定だ」「超軽量版が存在するだろう」「契約を勝ち取った場合、当社の米国法人で製造がおこなわれる」としている。

Source: Israeli Gunmaker IWI Targets US Special Ops Contract
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