シグ社 P320落下暴発に関する集団訴訟の原告団と和解
一方で、法定の安全基準試験を外れた、非常に限定された条件下においては特定の角度で落下した際に暴発するという点も認めており、必要十分の安全性はあるが将来の訴訟リスクを鑑み和解に応じたと結論した。
なお、VUPではトリガーとシアの接続を断つディスコネクタが追加されたが、これはトリガーフィーリングを向上させ、シアとの噛合いミスを防ぐためのものであると、落下に対する責任を回避。落下に対する安全性を向上させる効果があるも、それが第一の効果ではなく、必ずしも暴発を防ぐわけではないとした。
ユーザーに対してはVUPの提供を続けるとともに、一部の故障に対する無料修理や製品交換などに応じていくという。
落下暴発に関してはこれで一応の解決がはかられる形であるが、他の形態での暴発事故も発生しており、これからもP320の安全性については注視していく必要があると思われる。
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Source:
Hartley Agreement | Sig Sauer
Text: Chaka (@dna_chaka)
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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