アメリカ陸軍 兵士の電子化に向けて防弾ベスト用電池・ワイヤー内蔵システムを開発中

ミリタリーブログサポートチーム

2020年05月08日 22:42


またケーブルだけでなく、電池についても研究が進んでいる。暗視装置、通信機、タブレットやラップトップPC、ドローン関連機器、将来的にはIVASゴーグルや次世代分隊火器の電子照準器(NGSW-FC)といった機器を使用するには膨大な電力が必要である。これを賄うべく、アメリカ軍では3日間のミッションで約9kgのバッテリーを必要としており、弾薬や防弾装備、食料といった最も重要な装備に影響を与えている。

これに対し、材料の見直しによるバッテリーの小型化・軽量化を進める一方、このように防弾ベストのポケットに収まる一体型ウェアラブルバッテリー(CWB)の開発が進んでいる。

Photo from U.S. Army


レイセオン社は車両向けに防弾能力を持つバッテリーモジュールの開発も行っている。現在の個人装備用防弾プレートを置き換える可能性もある。

Photo from Raytheon


Source: In modernization push, Army researches integrated power cables for Soldiers | Article | The United States Army

Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。


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