米海軍・海兵隊・沿岸警備隊が統合作戦訓練を実施
Joint operations (For Illustration Purpose Only)
米海軍・海兵隊・沿岸警備隊がニミッツ級空母USSカール・ヴィンソン(CVN70)を筆頭にハワイ沿岸で統合作戦訓練を実施した。
訓練には、海軍から第1空母打撃群および攻撃型原子力潜水艦USSシーウォルフ(SSN21 )、海兵隊から323戦闘攻撃飛行隊および352空中給油輸送中隊、沿岸警備隊から巡視船USCGCミジェット(WMSL757)およびオリバー・ベリー(WPC1124)が参加した。
「我々統合作戦チームは世界最高の海洋戦力である。米軍戦力が作戦の中で一体となることで各部隊が研ぎ澄まされ、最大限の成果を上げることによって世界の海洋の安全を守り、安定させることができる。」と米海軍第3艦隊司令官スティーブ・ケラー中将は述べている。
訓練では、多数のミサイル駆逐艦および巡視船による仮想戦闘訓練やダメージ・コントロール、総員配置訓練、実弾発砲訓練などが行われた。加えて、戦闘飛行隊、電子攻撃飛行隊、早期警戒艦載機とヘリコプター攻撃隊による海上での航空戦を想定した訓練も行った。また、空母が搭載する艦載機や防御システムの試験も同時に行われた。
第1空母打撃群司令官のダン・マーティンは、「今回の訓練で我々は自国だけでなく他国にも米国の安全保障に関する高い能力を提供できることを確信した。」と発表し、訓練の成功をアピールした。
米海軍太平洋艦隊は持続的な制海権の獲得と危機的状況での海軍力発揮のために必要な現実的かつ適切な訓練を続け、いつでも艦隊を展開できるように準備を整え、密接な連携のもとで常に海洋の安全保障に貢献し続けている。
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