北朝鮮、韓国砲撃にサーモバリック爆弾を使用か

ミリタリーブログサポートチーム

2010年11月25日 15:04

韓国の主要メディアでは25日、延坪島の現地で回収された砲弾の一部を分析したところ、北朝鮮が「サーモバリック爆弾」に類似した砲弾を使用していた事を明らかにした。

サーモバリック爆弾(Thermobaric Bomb)は、揮発性、引火性の高い混合化学液体燃料を瞬時に沸点まで上昇させることにより、強烈な衝撃波を伴った爆風、熱風を発生させることで致死性を高めた「燃料気化爆弾」の1つ。爆発時のその特徴から、建物などのコンクリート施設や洞窟などの閉鎖的な空間を対象とした攻撃に使用されることがある。

現在、北朝鮮は日本列島全域をその攻撃範囲とすることが可能な、射程距離3,000Kmの中距離弾道ミサイル「ムスダン」の開発を数ヶ月以内に完了を目指している。この「ムスダン」には核搭載を想定しているとされているだけに、今後も北朝鮮、韓国の動向から目が離せない。

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