過去最大規模、日米共同統合演習に韓国軍がオブザーバー参加
明日12月3日~10日にかけて実施される日米共同統合演習において、韓国軍関係者がオブザーバーとして参加する見込みとなったことが関係者からの情報で明らかになった。
延坪島(ヨンピョンド)事件以来、急速に緊張が高まる朝鮮半島情勢をうけて行われた米韓による合同軍事演習直後の実施となり、韓国側は日米との緊密な軍事連携を一層高めたい意図がみえている。
明日からの軍事演習で米軍は、横須賀港を母港とする原子力空母「ジョージ・ワシントン」を中心に、沖縄の東方海域への展開を行うことが予定されている。
日米史上最大規模となる今回の統合演習においては、日米で約44,000人、艦艇約60隻、航空機約400機の参加が予定されている。この中には、最新の第5世代ステルス戦闘機F-22ラプターや、9月よりグアムのアンダーセン基地に配備されたばかりの無人偵察機グローバルホークの参加も予定されている。
今回の演習実施に当たっては、日本と中国の間で現在最大の懸案事項となっている「尖閣諸島問題」がその背景にある。その為、今回の演習実施に当たっては主に、弾道ミサイルへの対処や島嶼(とうしょ)防衛などを中心とした演習項目が掲げられている。
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過去最大規模、空母も参加=ミサイル対処や離島防衛を想定-3日から日米共同演習 - 時事通信社
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