米軍、空母カール・ビンソンを沖縄へ配備―共同訓練実施
米海軍の原子力空母「カール・ヴィンソン (USS Carl Vinson, CVN-70)」が沖縄近海に展開されることが発表された。
今回の空母カール・ビンソンの沖縄への配備については、ジョージ・ワシントン (USS George Washington, CVN-73)が定期整備による空白期間を穴埋めする為とされている。このカール・ヴィンソン配備によって東アジアには米海軍が誇る主力のニミッツ級原子力空母が2隻存在することとなる。
米国本土ニューポート・ニューズを母港とする空母「カール・ヴィンソン」が東アジアへの投入を行われるのは、北朝鮮と韓国の軍事衝突や、日本と中国の外交関係を憂慮したものが背景にあるのは間違いない。
報道発表によると、今回カール・ビンソンが沖縄へ配備されるに当たっては海上自衛隊との連携による共同訓練の実施が含まれているとされており、既に昨日5日より実弾による訓練開始が予定されていた。
今回の訓練実施において琉球新報では、米軍側から通例15日前の連絡が防衛省を通じて行われるとなっているが、直前になってもその実施要綱が明らかとにされなかったとしている。
いずれにしても、穴埋めで投入された米軍の空母が自衛隊との共同訓練を実施することはきわめて異例といえる。
なお、カール・ビンソンは自衛隊との共同訓練終了後、10日より韓国海軍との共同訓練実施を予定している。
参考記事:
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/110106/plc1101060131000-n1.htm
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-171923-storytopic-3.html
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