米海兵隊、アフガニスタンへ1,400人増派を決定

ミリタリーブログサポートチーム

2011年01月07日 21:12


Photo: DoD(Department of Defense)
米国防総省は6日、米中央軍の公式発表として第26海兵遠征隊1,400名のアフガニスタン南部への派遣を決定したことを報道した。

今回海兵隊を増派させたことにより、オバマ大統領は当初米国民に対して、2011年7月よりアフガニスタンでの米軍撤退を約束として掲げていたことからも、公約違反として矢面に立たされ苦しい弁明となることが予想される。

実質的な石油利権をめぐる争いであったとされるイラク戦争と引き換え、米国の国益に何ら由来しない戦争であると言われているアフガニスタン戦争では、オバマ政権の今後を左右するものと目されているだけに、シビアな局面を迎える可能性を秘めている。

如何に強大な米軍とはいえ、世界中の紛争地へ十分な戦力の配備は不可能であり、アフガニスタンでの泥沼の戦局が拡大したことで米軍は東アジアも含めたアジア全域での戦略変更を余儀なくされたばかりである。


参考記事:
http://www.defense.gov/news/newsarticle.aspx?id=62357
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703675904576064021086613148.html

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