ボーイング、米空軍EODへSUGVの初回納入完了
Boeingは31日付のリリースで、iRobot社とともに進めていた、米空軍EOD(Explosive Ordnance Disposal:爆発物処理)チーム向けのSUGV(Small Unmanned Ground Vehicles:小型無人地上車両)の、初回納入分となる30車両の提供を開始したことを発表した。
SUGVの空軍EODへの納入については、昨年10月にBoeingより発表があった。その際には、2012年9月での完納予定とし、Model.310のSUGVを70両、総額にして384万ドルの発注を米空軍より受けていた。
BoeingとiRobotは、戦略的な提携の下、2007年よりSUGVシリーズの開発を手掛けてきたとしている。兵士のリスクを最大限に抑え、効果的な任務遂行ができる点が、この手の無人機導入における最大の利点といえる。とりわけEODなど、生命の危険が及ぶ任務にあたる兵士には、有難い存在となる。
今回BoeingとiRobotにより開発された米軍納入モデルでは、一般的な家庭用ロボットと様々な仕様面で異なるとしている。オフィシャルに公開されているModel.310 SUGVにおける主なスペックは以下の通り。
重量:13.2 kg
高さ:22.9~89.7cm
横幅:34.8~43.7cm
全長:70.8~76.1cm
速度:10 km/h
通信距離:約1,000m
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iRobot Boeing 310 SUGV
参考記事:
http://boeing.mediaroom.com/index.php?s=43&item=1602
http://www.irobot.com/gi/ground/
http://www.globalsecurity.org/military/library/news/2010/10/mil-101012-boeing01.htm
http://www.sugv.com/pdfs/310_SUGV.pdf
http://www.boeing.com/news/frontiers/archive/2010/july/July10_spread.pdf
http://www.bctmod.army.mil/news/common_controller.html
http://www.army.mil/-images/2007/05/07/4481/
http://www.army.mil/-news/2010/07/07/41581-army-plans-network-integration-exercise/
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