イスラエル Trophy APS が米国で高評価を獲得
イスラエルのRafael Advanced Defense Systems Ltd.(ラファエル社)は 「TROPHY」 APS (Active Protection System:アクティブ防護システム) が米国での評価試験において大きな成功を収めたことを発表した。
TROPHY は、戦車や戦闘機(航空機)、艦艇などの自衛用兵器として開発が進められているアクティブ防護システムの中で、Hard Kill System(直接迎撃型)として知られる。イスラエルでは2006年のレバノン再侵攻における戦訓を受け、TROPHY APS の本格導入に乗り出していた。
2010年12月には、イスラエルのMBT(Main Battle Tank:主力戦車) Merkava Mk.4 に装備した TROPHY が対戦車ミサイルの迎撃に成功している。
TROPY APS は脅威探知/追跡機能、発射器、迎撃体の三要素で構成され、戦車の車体表面に取り付けたセンサーで、戦車の全周をカバーし、飛来する物体の中から真の脅威を識別、迎撃体の発射をおこなう仕組みとなっている。
開発は過去10年間に渡り、Rafael Advanced Defense Systems と IAI (Israel Aircraft Industries Ltd.) 傘下の Elta Group が共同で実施をおこなった。
走行中でも使用可能で、近接戦・市街地・あらゆる気象条件下で短射程の脅威に対処可能としている。
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Trophy - Active defence developed in Israel
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Rafael Trophy Active Protection System
参考記事:
http://www.rafael.co.il/Marketing/192-1702-en/Marketing.aspx
http://www.rafael.co.il/Marketing/192-964-en/Marketing.aspx
http://defense-update.com/products/t/trophy.htm
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