BAE、米陸軍向けAN/PAS-13 TWSが10万台突破
BAEシステムズ は22日、ライフルやマシンガンといった銃器に搭載する AN/PAS-13 TWS (Thermal Weapon Sight:熱線サイト) が、イラク、アフガンで展開中の米陸軍向けに、累計 10万セットの調達を達成したことを発表した。
軍用サーマル・サイトで世界最先端の開発技術を持つBAEシステムズ。
同社では、自動小銃や機関銃などと組み合わせて使用するこの TWS を、2004年から製造開始し、現在までに累計受注額は 10 億ドルを突破している。なお米陸軍向け TWS の供給は 2007年7月 に発表され、当時 1億8,300万ドル、3,000セット/月 の複数年契約を受注している。米陸軍PEO Soldier とのパートナーシップによって開発されたこの TWS は、夜間の戦闘や、霧、煙の立ち混める状況下など、制限された視界の 戦場における兵士の生存率を高め、正確な射撃を実現することを目的に配備が進められてきた。
AN/PAS-13 TWS は、「倍率」と「基本センサー」部分の、2種類の機能グループから構成し "AN/PAS-13B"、"AN/PAS-13C"、"AN/PAS-13D"、および "V1"、"V3" と分類されている。これによって自動小銃や機関銃など搭載する火器毎の用途に合わせた選択を可能とし、AN/PAS-13B/C/D (V3)では、主に分隊長が使用する M4/M16 での装着を、また AN/PAS-13B/C/D (V1) では一般のライフルマンでの装着想定している。
BAE Systems 2011/08/22, 2007/07/02
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