F-35C、電磁式カタパルトEMALSで初の射出試験を実施
NAVAIR (Naval Air Systems Command:米海軍航空システムコマンド) は 1日、EMALS(Electromagnetic Aircraft Launch System:イーマルス、電磁式カタパルト) を用いた F-35C のテスト機、"CF-3" を用いた射出試験の模様を公開した。
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NAVAIR AIREEL: F-35C first launch from EMALS
米海軍によると、この EMALS を使った F-35C の射出試験は、11月18日に NAS (Naval Air Station) Lakehurst で実施したとしており、今回の試験によって、技術的なリスクを早期に見出し、来るべき空母での搭載において適合させたい、としている。
米軍では、過去 50年に渡って使用してきた「 蒸気 (スチーム) 式 」カタパルトから、より滑走距離の短い、次世代型の「電磁式」カタパルトへの移行を進めている。今年 9月末には、F/A-18E、T-45、C-2 といった実機を使った射出試験を 60回以上おこなっており、いずれも成功裏に収めている。
なお、F-35C については、蒸気式カタパルトを用いた射出は 50 回以上を実施済みとしている。
US Navy 2011/11/28
NAVAIR 2011/12/01
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