生体電気を利用した新型の包帯が米陸軍でテスト
USAMRMC (Army Medical Research and Materiel Command:米陸軍医療研究・資材コマンド) は、新型の "生体電気包帯" の評価に着手した。布に埋め込まれた銀と亜鉛による小さなドットは、水分が存在する下でマイクロ電流を生成。微生物の繁殖する環境を防ぎ、痛みの軽減に寄与するものとしている。
研究は陸軍レンジャー部隊と共に進められており、その行軍訓練においては、兵士の相当数で靴擦れなどによる水泡、マメといった症状において劇的に痛みの緩和と、早期の治癒が報告されているという。現在のところ不確かながらも、この包帯を使った新技術を用いることで、局所的だけでなく、肉体全体の自然治癒に貢献することにも期待が寄せられており、戦場での試験的導入が検討されている。
U.S. Army 2012/02/06
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