Raytheon、新型パトリオットシステムで邀撃成功

ミリタリーブログサポートチーム

2012年04月02日 12:31

Raytheon Co. は 米国 ニューメキシコ州 WSMR (White Sands Missile Range:米陸軍ホワイトサンズ・ミサイル実験場) で、改良型の Patriot Air and Missile Defense System と PAC-3 を使って、戦術弾道弾 (TBM : Tactical Ballistic Missile) の要撃試験を成功裏に実施した。

新型システムで PAC-3 を試射したのは初めての事例。先に、新型システムと GEM-T (Guidance Enhanced Missile-Tactical) ミサイルを使った試験の成功についても発表している。

WSMR は常時エリアとして 兵庫県 (8,396平方キロメートル) と ほぼ同じ、3,200平方マイル (8,300平方キロメートル) の他に、一時利用エリアとして 2,400平方マイル を持つ米国最大の軍事施設。施設内には 1945年7月16日 に人類初の核実験がおこなわれた Trinity Site (トリニティ実験場) を持つことでも知られている。

Raytheon 2012/03/29
U.S. Army Test and Evaluation Command
U.S. Army White Sands Test Center
Geospatial Information Authority of Japan (国土交通省・国土地理院)
Photo: GEM-T missile being fired from the Patriot launcher, from Raytheon Co.

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