ガボン、南ア・Maverick ISV フリートを導入

ミリタリーブログサポートチーム

2012年04月12日 15:15



南アフリカの Paramount Group は、中部アフリカの ガボン共和国政府 が同社の Maverick ISV (Internal Security Vehicles : 国内治安向け車輌) の購入を車隊単位で決めたことを発表。併せて、今年初めにガボンで開催された サッカー 2012 アフリカネイションズカップ (African Nations Cup 2012) の治安維持用途での配備も成功裏に終えた、と報じている。

今 サッカー大会の開催に当たっては、2010年 から 2011年 にかけてアラブ世界において発生した民主化要求などの大規模な反政府運動「アラブの春」や、前々回の "African Nations Cup 2010" において開催地・アンゴラ で トーゴ 代表選手が銃撃され、2名 の死者を出した事件を受けて、潜在的なセキュリティー上の問題を抱えていた、としている。

Paramount Grou が 2009年 に発行している リーフレットによると、Maverick は 全長 5,820mm, 全幅 2,675mm, 全高 2,830mm 、乗員は 2+10 名 で、装甲は 7.62 x 54 mm RB 32 API & .50 cal API (Equivalent to STANAG 4569, level III) 、M26 手榴弾の爆破にも耐え得る、としている。また武装は、軽装甲のターレットを伴うものや、暴徒鎮圧用の高圧放水砲を備えるものといったバリエーションがある、としている。

Paramount Group 2012/04/11
Photo: Maverick Internal Security Vehicle from Paramount Group Official Flickr

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