IAI、バタフライ型の超小型・軽量UAVを開発中

ミリタリーブログサポートチーム

2012年05月15日 15:55



IAI (Israel Aerospace Industries) では、重さ僅か 20g に満たないバタフライ (蝶・チョウ) 型の超小型・軽量無人機を開発中。予算と2年の歳月を投入し、現実的な運用レベルの水準へ開発を進めると目している。

このバタフライ型の UAV (Unmanned Aerial Vehicle : 無人機) は、小型ながらも偵察用無人機として十分なスペックを誇り、カラーで撮影した映像をリアルタイムで送信することができるとし、専用のバイザー付のヘルメットを装着することで、送信された映像をSF映画のようにバタフライの視点で観測することができるとのこと。

バタフライ型の無人機のメリットは、テロ発生の舞台となる事の多い、空港ターミナルや駅の構内といった閉鎖的な空間での飛翔能力にあるとされ、今後の開発とその運用に期待が寄せられている。

ちなみに昆虫型の小型無人機開発をおこなっているのはイスラエルの他に、米国、韓国、オランダの名前が挙げられている。

Unmanned Aerial Vehicles News 2012/05/14
GADOZETO mania 2012/03/22/
Photo : IAI Butterfly-Sized Unmanned Vehicles, from UAV News UK.

関連記事