ロサンゼルス級原潜の火元は「掃除機」、修理費 4億ドルと推計

ミリタリーブログサポートチーム

2012年06月07日 16:31

米海軍は 6日、ポーツマス海軍工廠 (Portsmouth Naval Shipyard, Kittery, ME) で入渠中の 2012/5/23-24 にかけて火災に見舞われた米海軍のロサンゼルス級攻撃型 原潜 マイアミ (USS Miami, SSN-755) について、「整備士が使っていた掃除機が火元」と発表。

この火災により「原子炉への被害はなかった」とするも、広範囲に渡る被害があったため、海軍当局によると その修理費用は 4億ドル (約 320億円) に達すると見積もられている、とのこと。

就役から 22年 を経過する同原潜は、2020年 の退役が予定されていた。今回の高額な修理費用からも、修理せずに退役させるかどうか、慎重に検討する模様。退役が決定されると、海軍工廠での事故による原潜の退役は米海軍史上初とのこと。

Navy Times 2012/06/06
U.S. Navy photo by Jim Cleveland/Released

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