米陸軍、女性兵士向けボディーアーマーを新開発

ミリタリーブログサポートチーム

2012年07月13日 10:53

CSM (Christian Science Monitor : クリスチャン・サイエンス・モニター) 紙は、米陸軍が女性兵士向けボディーアーマーの開発を進めていると報じた。

女性兵士用のボディーアーマーについては、2009年 の戦争で 第101空挺師団 (101st Airborne Division) の女性兵士がその問題を提起していた。米陸軍 Frank Lozano 中佐 によると、女性兵士向けボディーアーマーの開発を手掛ける企業は「既存品では、ベスト前部における丈が長過ぎることと、お尻の部分に引っ掛かりがあるので、階段や勾配の移動、長時間の車輌搭乗にストレスを感じ、女性兵士の血流にも悪影響を来たしている」と指摘。

また同紙では、女性兵士向けボディーアーマーは、古代ギリシャを舞台とした米国の歴史ファンタジー・テレビドラマ "Xena: Warrior Princess" にインスパイアされた、女性特有の胸部や臀部 (でんぶ) での曲線や、胴部の短さ、肩幅の狭さ といった特徴を持つもので開発が予定されている、とのこと。

女性兵士は男性用ボディーアーマーを 11種 の中から選択していが、このほど新たに肩幅を狭くし、ブラカップの形状を追加するなど、8種類 のサイズパターンを追加。101st Airborne Division に所属する女性兵士 100人 へテスト支給されている。評判も上々の様子で、今後は女性兵士から寄せられた声をフィードバックさせ、コスト削減の為にも量産化へ向けたい考え。

Christian Science Monitor via Current News Early Bird 2012/07/09
Strategic Defence Intelligence 2012/07/12
Photo : Example of U.S. female Soldiers, from U.S. Army official website.
Image is for illustration purposes only. Text and photo are not directly related.

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