米海軍特殊部隊SEALの元隊員が武器密売で約18年投獄の判決

ミリタリーブログサポートチーム

2012年07月18日 13:22

元・米海軍特殊部隊 SEAL の男に対して 17日、イラクやアフガニスタンからマシンガン、爆発物など軍用品を販売目的に密輸した罪で 17.5年 の刑務所入りの判決が下された。

Nicholas Bickle (PO1 : Petty Officer 1st class) は、2005年 に米海軍特殊部隊 SEAL の称号 "Trident Insignia" を受け、イラクでの 2年 を含む 8年 を海軍で過ごした経歴を持つ。Bickle 側は、先の見えない戦争に就いた兵士にみられる心的外傷後ストレス障害により、善悪の判断が付かなかったことを挙げ、情状酌量の嘆願をおこなっていた。
検察側は弾薬からNVG (Night-Vision Goggle : 暗視ゴーグル)、ハイテクのライフル用ターゲット・スコープといった軍用品の密売を厳しく糾弾。連邦捜査官のおとり捜査で、Bickle の自宅アパートからは二重底になった小型トランクや、スナイパーライフル、AK-47、M92 などの武器が見付かり、また Bickle の友人宅からは 5ポンド の C-4爆薬 が 見付かった。

2010年末に初報が伝えられたこの件、当時の報道によると AK-47 については、ロシアやルーマニア製のもので、少なくとも 84挺 が密輸された。幾つかはイラク軍のマーキングが入ったものであったとし、マシンガンで 1,300ドル、ハンドガンで 300ドル あたりで取引されていた、と伝えられていた。

PilotOnline.com 2012/07/17
Danger Room by WIRED 2010/11/05
Photo : U.S. Navy
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