ナチス 97歳の最重要戦犯がハンガリーで発見

第二次大戦下のハンガリー領 Košice (コシツェ) 町でユダヤ人ゲットーを管轄する警察署長を務めていた最重要指名手配の戦争犯罪人 "Laszlo Csatary" (ラスロ・チャタリ) がハンガリーの首都・ブダペストで発見された。チャタリ容疑者は現在 97歳 と報じられている。

チャタリ容疑者の発見に貢献した英紙・The Sun によると、同容疑者は 15,700名 のユダヤ人虐殺に協力した人物。連合軍の勝利後 1948年 に旧チェコスロバキアの裁判所で、本人不在のまま死刑判決が言い渡されていた。その後、カナダに渡り「美術品商」の別人格として過ごしていたが、97年に市民権が剥奪され逃亡。その後 15年間 の足跡は謎に包まれていた。

The Sun のチームが、ブダペストにあるアパートでチャタリ容疑者の存在を捉え、反ユダヤ活動監視団体の Simon Wiesenthal Center (サイモン・ウィーゼンタール・センター) へ情報提供、同センターからハンガリー検察当局に通報され、今回の報道に繋がった。

The Sun 2012/07/15
Simon Wiesenthal Center 2012/07/15
The Voice of Russia 2012/07/16
Jiji Press 2012/07/18