米国の大学研究者らがマンタ型AUVを開発中

ミリタリーブログサポートチーム

2012年07月27日 12:53



自然界で最も優雅な泳ぎをすると言われるオニイトマキエイ (Manta Ray)、通称「マンタ」の泳ぎに倣った AUV (Autonomous Underwater Vehicle : 自律型無人潜水機)が MURI (Multidisciplinary Research Program of the University Research Initiative : 大学研究イニシアチブ学際的研究プログラム) で大学研究者らによって開発が進められている。

MURI は、米国が国防において重要な基礎科学と工学研究を大学で強化する目的により開始されたプログラムで、オニイトマキエイ型ロボットの研究はバージニア大学 SEAS (School of Engineering and Applied Science) 機械・航空工学の Hilary Bart-Smith 准教授 を中心に、プリンストン大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、ウェストチェスター大学との共同開発で進められている。

マンタのような無駄の無い動きをロボットで再現することで、静粛性を保ちながらも最小限の電力消費に抑えることができる。またシリコン製により外観をマンタと同じくすることで、海洋生物の警戒心を和らげることができるとしている。

研究は、海底データのサンプル取得や、軍事用途での監視ツールとしての活用が期待されている。

University of Virginia 2012/07/10, 07/26
Unmanned.co.uk 2012/07/25

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