DARPA、"Smart Suit"で兵士の持久力向上を狙う
米国のハーバード大学 で生物学的発想工学 (Biologically Inspired Engineering) を専門とする "Wyss Institute" は、DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency : 米国防総省国防高等研究事業局) から戦場で兵士の身体的な持久力の向上を目指す "Smart Suit" (スマート・スーツ) の開発について、260万ドル の契約を受けたことを発表した。
提案スーツは Wyss Institute の新技術が幾つか盛り込まれ、ソフトな素材によるウェアラブルなものになるとされ、作業着を上に羽織ることができる可能性もある、とのこと。また昨今のウェアラブルシステムにありがちな、硬い構造や大きな電力を要するなどの実際の運用面で障壁になる幾つかの問題も解消される、としている。
開発チームでは、軍用途での利用だけでなく、障害者や高齢者にも広く活用されることを思い描いている。
Harvard Gazette 2012/07/19
Image by Wyss Institute of Harvard University
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