世界最大の航空・防衛企業誕生か、BAEとEADSが事業統合へ

ミリタリーブログサポートチーム

2012年09月13日 12:19

英国の航空・防衛大手 BAE Systems は、航空機メーカー Airbus (エアバス) を傘下に持つ EADS (European Aeronautic Defence and Space Company : 欧州航空宇宙防衛会社) との間で事業統合の可能性 (possible business combination) について折衝を開始したことを明らかにした。両社が連名で LSE (London Stock Exchange) に通告を行ったもの。

BAE Systems では、両社は以前から多数の重要プロジェクトで協力してきた実績がある、としている。もしもこれが実現した場合、資本比率は BAE Systems 側が 40%、EADS 側が 60% となり、一体のものとして事業を展開しつつも、それぞれが異なる証券取引所に上場する形になる、としている。
これが実現すれば、EADS は北米市場へのアクセス強化や防衛部門の強化を図れるとみられるが、米国側が何らかの反応を示す可能性を指摘する向きもある。

両社の売上合わせて 7兆 3,000億円 は、米国 Boeing 社を抜いて世界最大となる。

BAE Systems 2012/09/12
DefenseNews 2012/09/12
DID 2012/09/12
Jiji Press 2012/09/13

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