第101空挺師団 女性兵士、プロトタイプのアーマーを試着

ミリタリーブログサポートチーム

2012年09月20日 13:55

従来、男性向け IOTV (Improved Outer Tactical Vest) を着用していた女性兵士の場合、体格の違いなどから、そのサイズが大き過ぎ、兵士としてのパフォーマンスに影響が出るとして問題が提起されていた。
2011年1月 にキックオフされた女性兵士用のボディーアーマーの設計計画は、米陸軍・第 101 空挺師団 の第 1 戦闘旅団チーム主導によりプロトタイプの試作が進められてきた。胸囲、上半身長、肩幅といった項目を中心に、何名もの女性兵士の体型を測定、データ集積し製品化へのフィードバックとしている。
今週にもこの新型プロトタイプを着用した女性兵士により、小火器の実射や、登坂、車輌の乗り降りなど実戦同様の動きの中で評価試験を実施する。評価試験によって得られたデータに基づき、今後は陸軍全体の女性兵士へ配備を進めたい考えで、陸軍は来年度 3,000セット の配備を予定している。

U.S. Army 2012/09/19
Photo Credit: Megan Locke Simpson, Courier staff

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