イラク開戦10年「19万名、2.2兆ドルの代償」米大学が報告

ミリタリーブログサポートチーム

2013年03月18日 14:31

米国ロードアイランド州 Brown 大学 Watson Institute for International Studies が、3 月 20 日のイラク戦争 (Iraq War) 開戦から丸 10 年を迎えるに当たって、"Costs of War" と題したレポートを掲載。レポートによれば、この 10 年間で 19 万名の人々が犠牲になり、退役軍人らのケアを含めた 2053 年までに掛かるコストは総額で 2.2 兆ドルと推測している。これは George W. Bush 政権下で当初見積もられていた見積総額 500~600 億ドルを遥かに越えるもの。また犠牲者数については、戦争による直接的な暴力行為が原因でイラク国内で死亡した 7 割以上が民間人で、13.4 万人。一方の米側は、それと比べて極端に少なく、各種請負業者 3,400 名と軍人 4,488 名。残りの犠牲者数が Saddam Hussein 側の兵士や、その他のゲリラ兵によるものとしている。

Brwon University 2013/03/14
Photo credit : Kevin Holden for U.S. Army

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