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兵器転用が容易な出血性疾患ウィルスが米大学研究機関で行方不明
ミリタリーブログサポートチーム
2013年03月26日 12:53
テキサス大学医学部ガルベストン校 (UTMB : University of Texas Medical Branch) の研究室から、中南米の特定地域での発症が報告されている出血性熱性疾患のウィルスが入った小瓶の行方が分からなくなっている。問題となっているのは、ベネズエラ出血熱、アレナウイルスに属するウイルスで "Guanarito Virus" (グアナリト・ウイルス)。1980 年代にベネズエラで発見されたこのウィルスは、感染者は、高熱、痙攣、出血などを発症し、致死率は 23 % 以上 (日本の厚生労働省によると死亡率は 30 %) と言われている。ヒトからヒトへの感染は知られておらず、現実的な脅威としてはむしろテロリストの手に渡り、生物兵器として転用される懸念があるという。米 CDC (U.S. Centers for Disease Control : 疾病対策センター) は、Guanarito を、細菌・ウイルスなどの微生物・病原体等を取り扱う実験室・施設の格付けを定めた BSL (Biosafety Level) で "Level 4" に該当するものとみなしている。(日本の国立感染症研究所も同様)
abc News Video 2013/03/25
Russia Today 2013/03/25
Ministry of Health, Labour and Welfare FORTH (For Traveler's Health)
FUKUOKA Quarantine Station 2008/04/22
NIID 2010/06
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