スホーイ社、ロシア空軍に2014 年最初の Su-34 を納入

ミリタリーブログサポートチーム

2014年06月16日 17:20

ロシアのスホーイ社は2014年6月10日、ロシア空軍に戦闘爆撃機Su-34の新造機を納入した。Su-34はこの日、ノヴォシビルスクにある製造工場の滑走路を離陸し、配備される基地まで自力で飛行した。Su-34はスホーイ社によって開発された戦闘爆撃機で、 Su-24の後継機として配備が進められている。Su-27を基に開発され、翼の構造やエンジン・ナセルなどは共通化されている。外見でもっとも特徴的なのは機首で、Su-27に比べると大きく膨らんだ形をしている。これはコクピットが並列座席配置であり、また長時間の飛行に備え、この種の機体としてはキャビン空間が大きく取られており、座席同士の間には寝転がって眠ることができるほどのスペースがあり、さらにはキッチンとトイレも装備されている。

兵装搭載量は最大で8t、航続距離は約4,000kmで、最大時速は1,900kmだ。ロシア国防省は2008年と2012年にSu-34を大規模発注をかけ、2008年の分は2013年12月に納入が完了している。今回納入された機体は2012年に発注されたもので、2014年になって初の納入でもあった。

Sukhoi Company (JSC) 2014/06/10
Text : 鳥嶋真也 - 001

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