自己修復・指向性エネルギー兵器・トランスフォーマー・・・BAE システムズ近未来の航空機コンセプト

ミリタリーブログサポートチーム

2014年07月07日 16:11



BAE システムズは、2040 年またはそれ以前を見据えた幾つかの革新的な航空機向け技術を明らかにし、そのコンセプトを示す 3 種の映像を同時公開した。1 つ目に公開された映像では、自己治癒力を持った航空機のコンセプトが示され、被弾などで傷付いた機体が自然に修復される様子が描かれている。これはカーボンナノチューブ (CNT : Carbon NanoTube) パターン内にある付着性流体 (adhesive fluid) の働きにより自己修復させる機能で、機体が受けた甚大な影響から危険を回避する画期的なコンセプト技術として位置付けている。2 つ目の映像では、指向性エネルギー兵器 (DEW : Directed Energy Weapon) システムによる攻撃能力の可能性が示されている。高速で移動する飛翔体を捕捉して破壊せしめるもので、現行のミサイルなどと比べて 1 発当たりのコストが大幅に低減できる。3 つ目に示された「Transformer」と題した映像では、3 機の僚機がミッション内容に応じて素早く合体・分離するコンセプトが描かれている。

BAE Systems 2014/07/06

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