米陸軍、ベレッタ M9 9mm ピストルを追加購入

ミリタリーブログサポートチーム

2014年07月29日 16:42

米陸軍 M9 ピストルのリプレイスに関する議論が報道される中、Beretta 社が、傘下の Beretta Defense Technologies (BDT) を通じて、陸軍から総額 25 万ドル (約 2,550 万円) 相当の M9 ピストルの購入があったと発表した。

米陸軍の M9 ピストル購入については、2012 年 9 月に今後 5 年の中で 10 万丁の購入がアナウンスされている。

Beretta M9 は、1985 年に米陸軍で採用された 9x19mm のピストルで、1987 年以来 M9 は、メリーランド州アコキークにある Beretta U.S.A. の工場施設で製造されてきた。Beretta 社では、現在までに 5 年契約の 18,000 丁を含む、600,000 丁の M9 ピストルをデリバリーしている。

今月に入ってから海外報道では、MHS (Modular Handgun System) と呼ばれる M9 に代わる次世代ピストル関連の話題が報じられ、その候補として 9 mm 弾よりも大きな口径で威力を重視したものが議論に挙がっていた。
HMS は、現行の M9 ピストル 200,000 丁と M11 9mm ピストル数千丁を対象としたリプレイスで、射撃精度の向上と、高い殺傷性および作動の信頼性と耐久性が希求されている。

MHS の取り組みは 5 年越しでおこなわれているが、もしこれがうまくいくと、国防総省では 400,000 丁以上の新規ピストル購入に充てられる可能性があると言う。

陸軍当局によれば、M9 ピストルは信頼性の問題に悩まされているとのことだが、一方の Beretta 社では、絶え間なくおこなった 17,500 発に及ぶ信頼性試験と、35,000 発に及ぶスライド耐久試験の実施を裏付けに報告を上げている。

Beretta 2014/07/28
Kit Up! / Military.com 2014/07/28
Photo Credit: Staff Sgt. Alexander Burnett
Image is for illustration purposes only.

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