米海軍、ロッキード・マーティン社のパワード・スーツの評価試験を実施へ

ミリタリーブログサポートチーム

2014年08月21日 18:01

ロッキード・マーティン社は 18 日、NCMS (National Center for Manufacturing Sciences) を通じ、米海軍から、 2 体のパワード・スーツの試験と評価を行う契約を受注したと発表した。同社にとって、工業用途でのパワード・スーツの調達は初めてのこととなる。

このロボット・スーツは FORTIS と名付けられており、ロッキード・マーティン社によって、すでに 5 年以上に渡って開発が続けられている。装着することで 36 lbs (約 16 kg)の物を、力を入れずに持ち上げることが可能だという。

この試験は、パワード・スーツの技術を実用に耐えるレベルまでに成熟させることを目的としたもので、造船所において、作業員による実用に耐えるかの試験と評価が行われる。

同社のアダム・ミラー氏は「造船所においては、グラインダーや鋲打ち機、サンドブラスターといった重い工具が日常的に使われており、作業員にとっては大きな負担となっている。 FORTIS パワード・スーツを着用することでこうした工具も扱いやすくなり、作業員の負担や疲労を抑えることができるだろう」と語っている。

Lockheed Martin 2014/08/18
Photo: FORTIS Exoskeleton / Lockheed Martin
Text : 鳥嶋真也 - 003

関連記事