MD ヘリコプターズ、 MD 530G 偵察・攻撃ヘリコプターの実弾射撃試験を完了
米国の MD ヘリコプターズは 8 月 20 日、米ユタ州のユマ性能試験場において行われていた、 MD 530G 偵察・攻撃ヘリコプターの実弾射撃試験が完了したと発表した。
MD 530G は、OH-6A カイユースを原型とした MD 500 ディフェンダー (Defender) の最新型として開発が進められているヘリコプターだ。低コストながら万能な性能を持ち、米国内外の軍への導入が見込まれている。
試験では、ムーグ社製ストア・マネジメント・システム、メース・アヴィエーション社製のエクステンデッド・レンジ・ウェポンズ・ウィング、 FN ハースタル社製のマシンガン・ポッドやロケット・マシン・ポッドなどの兵装プラットフォームを MD 530G に搭載し、そこにキャリバー 50 や 7.62 mm 機関銃、各種の無誘導ロケット弾やレーザー誘導ロケット弾などを搭載、発射が行われた。その中には、レイセオン社製の新型レーザー誘導ロケット弾タロン (TALON) を 4 発発射する試験も含まれていたとのことだ。
同社では今年 9 月までに資格証明を取得し、今年第 4 四半期から低率初期生産 (Initial Rate Production) を開始したいとしている。
MD Helicopters 2014/08/20
Photo: MD 530G Scout Attack helicopter / MD Helicopters Inc. via PR Newswire
Text : 鳥嶋真也 - 003
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