ハーバード大学、ソフトな素材で造られた強化スーツを研究
ハーバード大学のヴィース研究所は 9 月 11 日、柔軟な素材で作られた強化スーツの研究を紹介する動画を公開した。
強化外骨格や
パワード・スーツなどと呼ばれる技術は、現在世界中で開発が進んでおり、巨大な部品を扱う工場での作業支援や、けが人や体が不自由な人の動きを支援ことなどが目指されている。
それらの多くは、炭素繊維複合材などの、軽くて丈夫な、硬い素材を用いて構成されていが、同研究所では革ひもやベルトなど、柔軟な素材を使った強化スーツの研究が進められている。外見は、私たちが登山や、あるいは膝などを痛めた際に付けるサポーターに似ており、強化スーツを身に着けていることがあまり目立たないようになっている。各所にはモーターや、あるいは弾性材料が装備されており、関節などの動きを支援する。
現在のところはまだ研究段階で、実用化や市販化の予定はないということだが、同大学では足腰の筋肉が弱ったお年寄りや、軍の兵士や消防隊員の活動、また登山などへの導入を見込んでいるとのことだ。
Harvard University 2014/09/11
Lightweight suit to increase the wearer's strength and endurance - Soft Exosuit / Harvard University
Text : 鳥嶋真也 - FM201409
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