TACTICALIVE 社、機密通信用の電話 PW-14 を発表

ミリタリーブログサポートチーム

2014年09月17日 18:11

軍用の電子機器を開発する新興企業の TACTICALIVE 社が、世界初となる自動でプロトコルの変更ができ、暗号化された通話ができる電話 PW-14 を発表した。

PW-14 は極めて高い機密性を持つ VoIP 電話で、また PSTN 接続での通話もサポートし、VoIP が落ちたときでも即座に切り替えることが可能となっている。
また停電している中での通話も可能とのことだ。さらに VoIP 接続がない開発途上国などでも使用できるよう、ケーブルなどもいくつかのオプションが用意されており、また意外なところでは、この 20 年以上で初めてベルクロ (いわゆるマジックテープ) を装備した軍用電話とされ、可動性や展開性が高くなっているとのことだ。

同社によれば、PW-14 は現在、米国家安全保障局 (NSA) が定める、米国政府や軍による機密情報を扱うことができる製品に与えられる、タイプ1と呼ばれる承認の審査を受けている段階にあるという。また北大西洋条約機構 (NATO) が導入している新しい戦術データ・リンク規格のリンク22 (Link 22) への適合も計画しているとのことだ。

Trainingground 2014/07/18
Photo: PW-14 The World's First Type 1 Auto-Protocol Switching Redundant Telephone / TACTICALIVE
Text : 鳥嶋真也 - FM201409

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