軍事施設の防壁でお馴染み「ヘスコ」が法執行機関向けプレートアーマー企業を買収。ボディーアーマー事業に参入へ

ミリタリーブログサポートチーム

2014年10月07日 14:23

イラクやアフガニスタンなど最前線に展開する軍事施設でお馴染みの防壁、「ヘスコ (HESCO) 」を手掛ける Hesco Bastion, Inc (「bastion」=「稜堡」の意味) が、バリスティック・アーマー メーカーの Reed Composite Solutions, LLC (RCS) 社を買収、新たに Hesco Armor, LLC の名でプレートアーマー事業への参入を図ることになった。

ヘスコは、英国の著名な実業家で慈善家の Jimi Heselden 氏により考案されたバスケット式の防護システム。英国防省での採用後、1991 年の第 1 次湾岸戦争で、弾薬貯蔵庫と燃料供給施設の防禦の為に初配備されている。

千葉県印西市のサバゲーフィールド、東京サバゲパーク内にあるタクトレ施設で使われているヘスコ製品
またヘスコと言えば、ホビー・ミリタリー界では、現用戦リエナクト・イベント「ハートロック」で、親米勢力側の基地構築の際に使用されたことがある他、千葉県印西市のサバイバルゲームフィールド、東京サバゲパーク内にあるタクトレ施設でも使われたりと、エアソフターにとっても比較的身近な存在にある。

一方の RCS 社は、2012 年創設のワシントン州に本拠を構えた企業で、主にボディーアーマーや車輌向けアーマーの開発を手掛け、国防総省や国土安全保障省をはじめ、その他の連邦法執行機関に向けて製品を供給している。

Hesco Bastion, Inc 2014/09/30
UPI 2014/10/01
About Hesco
U.S. Marine Corps photo by Sgt. Michael Cifuentes
Image is for illustration purposes only.

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