ノースロップ・グラマン社ら、ハンヴィー (HMMWV) を近代化 シャシーを改良
ノースロップ・グラマン社は 10 月 14 日、
ハンヴィー (HMMWV) の近代化ソリューションを発表した。
これは同社と、Meritor Defense 社、Pratt & Miller Engineering 社と共同で開発されたもので、維持コストを大きく低下させ、燃料効率を向上させることで、ハンヴィーの寿命を延ばすことに貢献するという。
⇒HMMWV の始まりと 30 年の歴史、そして終わり
ノースロップ・グラマン社の発表では改良箇所については説明されていないが、『National Defense Magazine』の blog によれば、主な改良点はシャシーで、防御性はそのままで、ハンヴィーがもともと持っていた機動性と運搬能力を取り戻すことに成功したという。
ハンヴィーはアフガニスタンとイラクでの戦闘で、即席爆発装置 (IED) による手痛い被害を受けたことから、装甲を強化する必要に迫られた。その引き換えとして、質量が増加したことで機動性が落ち、物資の搭載量が減り、何より燃費が低下することとなった。それは戦場へより多くの燃料を運ぶ必要を産み、ロジスティックスに大きな影響を与えている。
試作車両はすでに 4 両が造られており、2 両が試験に入っているとのことだ。
Northrop Grumman 2014/10/14
National Defense Magazine 2014/10/07
Photo by Katie Hillesland
Text : 鳥嶋真也 - FM201410
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