米陸軍、DARPA が開発した柔軟性の高い強化スーツを試験
米陸軍は 10 月 28 日、米国の国防高等研究計画局 (DARPA) が開発した、高い柔軟性を持つ強化スーツ (soft exosuit) を試験している様子を公表した。
この強化スーツは
ハーバード大学ヴィース研究所 (Wyss Institute) らと共同で開発が行われているもので、革ひもやベルトなど、柔軟な素材が使われている点が特徴だ。
強化外骨格やパワード・スーツと呼ばれる技術は、現在世界中で開発が進んでおり、巨大な部品を扱う工場での作業支援や、けが人や体が不自由な人の動きを支援ことなどが目指されている。それらの多くは、炭素繊維複合材などの、軽くて丈夫な、硬い素材を用いて構成されている。
柔軟な素材で作られていることから、強化スーツを身に着けていることがあまり目立たないようになっている。そして脚筋と腱に当たる部分にモーターや弾性材料が装備されており、その動きを支援するようになっている。
また動画も公開されており、兵士が実際に強化スーツを身につけ、戦闘用の装備を運ぶ様子などが収められている。
Research, Development and Engineering Command 2014/10/28
RDECOM Public Affairs 2014/10/28
Text: 鳥嶋真也 - FM201411
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