米海兵隊、ハリアーの退役を早め、ホーネットを延命させる計画

ミリタリーブログサポートチーム

2014年11月10日 19:53

米海軍協会 (United States Naval Institute) は 11 月 3 日、米海兵隊が AV-8B ハリアーの退役を早め、その代わりに F/A-18 ホーネットの運用を延長させる計画を持っていると報じた。

米海兵隊ではもともと、ハリアーを 2030 年まで、段階的に数を減らしつつ運用する計画を持っていたが、これを 5 年早め、2025 年までにするという。そしてその代わりに、F/A-18A、B、C、Dホーネット (いわゆるレガシー・ホーネット) を 2029 年まで運用するという。退役までの間には、最新のレーダーやデータ・リンク・システムなどの機器への更新が進められる。

また同時に、この間には F-35 ライトニング II が導入され、ハリアーとレガシー・ホーネットから順次、置き換えが進むため、全体数は徐々に減っていくことになる。

計画が順調に進めば、2016 会計年度にも、VMA-211 がハリアーから F-35B へ最初に移行する。その後西海岸に配備されているハリアーは 2020 年までに、東海
岸に配備されているものも 2025 年までに全機 F-35B になるとのことだ。

USNI 2014/11/03
Official Marine Corps photo by Sgt. Matt Epright
Image is for illustration purposes only.
Text: 鳥嶋真也 - FM201411

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