レイセオン、より手軽で柔軟に近接航空支援を実施する「PCAS」プログラムの試験を開始

ミリタリーブログサポートチーム

2014年11月18日 17:37

米レイセオン社は 11 月 5 日、米国防総省の国防高等研究計画局 (DARPA) によって進められている、PCAS (Persistent Close Air Support) プログラムの飛行試験を開始したと発表した。

PACS は近接航空支援を、より手軽で、柔軟に実施できるようにすることを目指したもので、地上の JTAC (Joint Terminal Attack Controllers) を使うことで、状況認識や武器のシステム・データをリアルタイムで共有しつつ、近接航空支援を呼び出すことができる。周辺を飛ぶもっとも最適な航空機に命じることができるため、攻撃にかかるまでの時間は現在の 1 時間から6 分にまで短縮できるという。

この飛行試験では、航空機は A-10 サンダーボルト II が使われるとのこと。また最終的には実際に実弾を使用した攻撃の試験が行われる予定だ。

Raytheon 2014/11/05
DARPA 2014/11/11
Text: 鳥嶋真也 - FM201411

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