プラット & ホイットニー・カナダ、ヘリコプター用エンジンの中国向け輸出について政権に働き掛け

ミリタリーブログサポートチーム

2014年11月26日 17:46

Ottawa Citizen は 11 月 19 日、カナダの航空機用エンジン製造大手のプラット & ホイットニー・カナダ社が、中国にヘリコプター用エンジンを輸出できるよう、政権に働きかけていると報じた。

この決定権は国際貿易大臣の Ed Fast 氏と、外務大臣の John Baird 氏が握っているとされる。しかし同紙によるインタビューによる回答は得られなかったという。また、プラット & ホイットニー・カナダ社からもコメントは得られなかったとのことだ。

しかし産業大臣の James Moore 氏は、中国の航空会社が、同じカナダの企業であるボンバルディアからリージョナル機を購入したことに触れ、カナダの航空宇宙産業にとって、中国は重要な市場であるという認識でいることを明かしたという。

なおプラット & ホイットニー・カナダ社は 2012 年に、中国の攻撃ヘリコプター向けにエンジンを輸出した際に、米国の輸出法に違反したとされ、有罪を受けている。

Ottawa Citizen 2014/11/19
Photo: Pratt & Whitney Canada's PW600 series very small turbofan engines, via official FaceBook 2014/11/26
Image is for illustration purposes only.
Text: 鳥嶋真也 - FM201411

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