HMS クイーン・エリザベス、2017 年の就役直後に運用可能な F-35B が存在しない可能性が浮上

ミリタリーブログサポートチーム

2014年12月02日 17:32

英国の BBC は 11 月 27 日、英国海軍の新鋭空母 HMS クイーン・エリザベスに、2017 年の就役直後に運用可能な F-35B ライトニング II が存在しないことから、艦載機を運用できない期間が生じる可能性があるという問題が生じていると報じた。

HMS クイーン・エリザベスは F-35B を搭載することを目指しているが、F-35B の開発が遅れていることで、英国向けの F-35B の引き渡しも遅れる見込みがあるためだ。

現在の計画では、英国向け F-35B は 2018 年から運用が始まる予定となっている。しかし、ソフトウェアなどの開発の遅れや、今夏に発生したエンジンの出火事故などの影響で、2021 年まで遅れる可能性があるという。つまり約 4 年間、HMS クイーン・エリザベスは搭載すべき戦闘機が存在しないということになる。

その間のギャップを埋めるため、米海兵隊と共同で、米海兵隊向けの F-35B を運用することも検討されているという。

BBC 2014/11/27
Photo: UK Crown copyright
Image is for illustration purposes only.
Text: 鳥嶋真也 - FM201412

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